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写真1 会場となった先端材料科学センターへ 参加者の皆さんが入場始めた様子 |
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写真2 講演会 演示実験の様子 レーザー光により風船を割るところ |
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| 写真4 磁気ディスクの分解に挑戦中 |
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| 写真5 走査型電子顕微鏡による観察実験 |
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| 写真7 未来博士号授与 |
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本プログラムは,11月4日(日)に船橋市の日本大学理工学部船橋校舎先端材料科学センターにて開催した.当日の参加者は,69名(高校生58名,中学生3名,大学生1名,引率教員1名,保護者3名,一般3名)であった.今回,主催者側の多くは,昨年本学にて実施した別プログラムの経験者であったが,大阪からも多くの生徒さんが参加することもあり,前回にも増して意を強く臨んだ.
12時から受付開始, 12時30分の開始時には全員が揃い,代表者の塚本専任講師の挨拶の後,オリエンテーションとして,当日のスケジュール説明,支援大学院生の紹介を行った
その後,予定より5分早く12時40分から,本プログラムのテーマである「冷却光線?最先端の光の世界 ~光・磁気の不思議な関係から超高速情報記録まで~」の講演が行われた.
身近な光の性質を様々な演示実験を踏まえた体験を通し説明,特殊な光「レーザー」の原理へと誘い,その原理を応用することで光を当てることより物を冷却できることを解りやすく述べた.
その後,光の情報記録分野における応用の一つとして光磁気ディスクの原理についてアニメーションを利用し易しく丁寧に紹介し,大規模な情報を扱う今日,記録スピードの高速化が如何に重要な問題であり,研究分野においてもその決定的解決原理が見つからず重大な問題となっていることを解説した.この問題を根本から解決する原理として,塚本専任講師が世界に先駆け実証実験に成功し,本年7月に公表したばかりの「光による磁気の直接制御」について,文部科学省科学研究費補助金研究による成果を基に,これも動画,アニメーション,CGを駆使し説明した.
講演の最後,「様々な“光”を創り,利用する技術・発想により,素晴らしい事がおこりつつあるが,自然には,まだ分かっていないことも沢山あり,これから新しい世界がまっている」とのメッセージに対する参加者の期待に満ちた表情に,この上ない嬉しさを感じた.また,質疑応答では,高校生とは思えない,研究課題の本質をつく大変良い質問が出,主催者側一同とても感激した.
13時40分から会場を1階のアトリウムに移して「ティーブレークと担当教員及び支援大学院生,大学生とのフリートーク」を行った.大学や大学院での実際の活動を直接聞き,大学での研究生活を身近に感じられた点がとても良かったとの意見が多く,また,少人数単位で支援学生と打ち解けて話せたことで緊張を和らげ,その後の体験企画が十分楽しめられたようである.
14時10分から約2時間に渡り,各参加者1台ずつ磁気ディスク(HDD)の分解を行ない,特に小さな部品については走査型電子顕微鏡により観察した.その間,参加者は3ないし4名毎に支援の学部学生あるいは大学院生1名がつき全部で19のテーブルに分かれ,また,6グループ大体12名ずつ順に,光に関する原理・応用を体験する展示品,開催場所である「先端材料科学センター」の透過型/走査型電子顕微鏡や薄膜作成装置など最先端の機器も見学した.
磁気ディスクの分解では,特殊なドライバを用い,各自色々の工夫をしながら,ときには歓声をあげて楽しんでいた.ヘッド駆動部に使われている永久磁石の強さに驚いたり,磁気ディスク装置の精密さに感激すると同時に鏡のように輝くディスク表面の平坦性を楽しんでいた.また,走査型電子顕微鏡による観察体験では,各自が実際に分解し取り出したハードディスクの記録再生ヘッドを観察し,普段利用している自分たちの身の回りにある製品にナノテクノロジーが利用されている事実に多くの参加者が驚きを示した.また,このような最先端技術の結晶が店頭でたたき売りされている状況に気づきショックを受けた参加者もみられた.
「中身ってこうなっているんだ!」という参加者の素直な感想,驚き,分解実験が大変好評であったことは主催者の意図が反映したことと本プログラムを実施して良かったと心から感じた.また,最先端装置の見学についても,実際に触れた事や,普段これらの装置を用いて研究活動を行なっている大学院生からの実体験を交えた説明により,先端研究が実際に行われている現場の様子,自分たちも大学において先端科学へ携われるという実感とともに,科学への興味が増したように思われる.
最後に,「未来博士号」を,塚本専任講師をはじめ,伊藤教授,芦澤助手で参加者1人1人に授与し,全員の記念写真を撮影し,参加者,主催者側全員の喜びの盛大な拍手の下,本プログラムを無事終了し解散した.
 写真8 未来博士号を持って全員で記念写真
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