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本プログラムでは自動車の自動運転について、実習を通して、その仕組みや考え方を学んでもらうことを主眼として企画されました。午前の部では、自動車の知能化・情報化について講義により学習し、午後の部では、4つのグループで、4台の小型電気自動車をベースとした自動運転実験車を使って、制御プログラムの作成や実走行による実験評価を行いました。
8月7日10時~10時25分 開会・オリエンテーション 18名の受講生、1名の保護者が慶應義塾大学新川崎タウンキャンパスに集合し、教員1名、事務スタッフ4名、学生スタッフ6名の体制で、プログラムが始まりました。大前准教授によるプログラムの概要説明、科研費の意義の説明の後、スタッフの紹介と挨拶が行われました。
10時30分~11時30分 自動車の知能化・情報化に関する講義 「コンピュータによる自動車の運転」という題目で、大前准教授が受講生に講義を行いました。自動運転の必要性、運転支援と自動運転の違い、制御の方法、通信システムの活用、今後の展望等について、スライドや動画を使って分かりやすく解説しました。受講生も熱心に聞き入っていました。
11時40分~12時 実習オリエンテーション 午後の実習について、大前准教授が実習の概要、実験車、実習手順について解説しました。晴天用と雨天用の両方の実習内容が用意されていましたが、この日は快晴でしたので、晴天用の内容を実習で行うことになりました。解説の後、受講生を4つのグループに分けました。
12時~13時 昼食 実習のグループと、そのグループの手助けをする大学生スタッフが机の島を作り、昼食を取りました。グループ内のメンバーの自己紹介や、実習の内容、大学生活等、様々な話題で盛り上がり、楽しい昼食の時間となりました。
13時~15時20分 自動車の自動運転に関する実習 実習では、障害物との衝突回避実験、走路追従実験を行いました。実験に先立ち、大学生スタッフが実験車の説明やコンピュータ画面の見方などを説明した後、大学生スタッフの同乗のもと、運転の練習をしました。今回の実習では、安全のため、実験車は時速6km以上出ないように制御されていますので、運転経験がなくても容易に運転をすることができます。 障害物との衝突回避実験では、走路上に障害物を置き、衝突せずに車両を停止させる実験を行いました。前方水平方向180度の物体位置を検出できるレーザーレーダーで障害物を検出、自車の進路上にあるかを判定、進路上にある場合は、必要な制動力の決定、制動力の制御を行う、プログラムを作成しました。それを実車で実験し、その結果に基づいて、プログラムの修正、再実験というプロセスを経て、より洗練された制御を実現していきました。
走路追従実験では、まず、高精度GPSを使って、走路の地図情報(目標軌道情報)を作成しました。次に、地図情報、自車位置・向きの関係から、どのようにハンドルを切れば良いかを考え、ハンドル角を制御するプログラムを作成しました。それを実車で実験し、その結果に基づいて、プログラムの修正、再実験というプロセスを経て、より洗練された制御を実現していきました。最後は、全てのグループの実験車が、走路上を自動運転で走行することができました。
15時20分~15時35分 ティータイム 実習が終わり、涼しい講義室で冷たい飲み物とお菓子で、実習の疲れをいやしました。
15時40分~15時50分 デモ走行 現在、研究で行っている自動運転のデモ走行を行いました。高密度自動隊列走行や、無人駐車など、最新の研究に受講生も興味を持って、デモ走行に見入っていました。
15時50分~16時5分 修了式、プログラム閉会 いよいよプログラムの終了も近づきました。大前准教授が今日のプログラムのまとめの話を行いました。その後、受講生には、未来博士号が手渡されました。これでプログラムの全内容が終了しました。
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