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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

首都大学東京

宇宙の進化を探る物理と化学

整理番号 HT3030

実施担当代表者

大橋 隆哉(おおはし たかや)

大学院理工学研究科物理学専攻・教授

開催日

平成 19年 11月 3日 (土・祝日)

開催会場

首都大学東京 理工学研究科 8号館 交流スペース

住所:東京都八王子市南大沢1-1

関連URL

 http://www.phys.metro-u.ac.jp/event/07hirameki/index.html 

実施の様子

 このプログラムでは宇宙の進化を探るために大学でどういう研究をしているかを中高生に理解してもらい、また宇宙を知ることの面白さを体験してもらおうとして企画しました。教員が説明するだけでなく、大学生・大学院生が中心になって企画し、参加者とともに実験を行い、宇宙と物理・化学についてのクイズ大会で楽しみながら学んでもらうことにしました。参加者は、小学生から高校3年生までの33名、また保護者が9名で、あわせて42名でした。当日のプログラムは下記のとおりです。

10:00 ~

受付開始、開場

10:20 ~ 10:25

挨拶 奥村次徳 理工学研究科長

10:25 ~ 10:30

本企画の紹介「宇宙の進化を探る物理と化学」大橋隆哉

10:30 ~ 11:20

講演「宇宙の進化と元素の起源」政井邦昭

11:30 ~ 12:20

講演「隕石で探る太陽系」大浦泰嗣

12:20 ~ 13:00

昼食(研究者、大学生と共に食事)

13:00 ~ 13:10

研究室訪問(体験実験)の説明

13:10 ~ 15:10

研究室訪問(体験実験)
宇宙化学研究室
宇宙物理実験研究室
高エネルギー実験研究室
原子物理実験研究室

15:20 ~ 16:30

ひらめき☆ときめきクイズ大会
- ティータイムを兼ねて

16:30 ~

修了式、「未来博士号」授与式

17:00

解散

実施の様子_写真1
体験実験 (宇宙物理実験)
 
実施の様子_写真2
体験実験 (宇宙化学)
 
実施の様子_写真3
クイズ大会

1. 午前中の講演:研究科長のあいさつに続き、物理学専攻(政井)と分子物質化学専攻(大浦)から1人ずつ講演をおこないました。宇宙がどのように進化し、天体や元素が作られてきたかという話、そして隕石はどこからやってきて我々に何を教えるのかという話を、最先端の内容を含みつつわかりやすく紹介しました。参加者からの質問も、超新星爆発の機構や、隕石がなぜ南極で多く見つかるのかなど、本質に迫るものが多く、参加者の関心の高さが感じられました。

2. 昼食:本学教員と学生が参加者に混じって一緒に昼食をとりながら、宇宙のこと大学のことなどについて話をしました。短い時間でしたが、小中高生が直接大学の教員や学生と接する機会となりました。

3. 研究室訪問(体験実験): 宇宙に関係のある4つの実験系研究室が趣向をこらした実験を用意し、参加者が実際に手を動かして実験やデータ解析を行うことで、宇宙に関する研究の実際の様子を体験してもらいました。その内容は、隕石に含まれる元素の分析、宇宙線の観測、X線天文衛星「すざく」のデータ解析、イオンビームの実測などなど、非常に多岐にわたりました。忙しいスケジュールでしたが、参加者は大学院生らに指導されながら、慎重にかつ楽しく実験を行いました。

4. クイズ大会:参加者全員に4つのグループに分かれてもらい、お菓子を食べつつチーム対抗でクイズ合戦を行いました。問題はすべて大学生・大学院生が考えたもので、宇宙や物理・化学の基礎や、直前に経験した実験の内容をたずねるなど、かなり手ごわいと思える問題まで盛りだくさんな内容でした。参加者の皆さんはチームで議論しながら正解を考え、難しい問題を正解したときには大きな歓声があがりました。主催者の予想に比べて参加者のレベルが高く、1-2問の間違いで4チームの順位が決するというきわどい結果になりました。クイズの記念に、大学のグッズや学生による手作りの文房具などを参加者に持って帰ってもらいました。

5. 最後に理工学研究科長から参加者全員へ、未来博士号の賞状が授与されました。なお、プログラム終了後も、多くの人が残って教員や学生に質問をしたり、一部やり残した実験を行ったりしました。


参加者のアンケートでは、大変楽しく貴重な体験ができたという感想が多く、また保護者からも、子供が楽しんできた様子を興奮気味に話してくれたというメール連絡をいただきました。世話をした大学生・大学院生にとっても大変よい経験になったと思われます。手の届かない「宇宙」をできるだけ身近に感じてもらえるよう、実験やクイズの企画では大学生・大学院生が中心になって準備を進め、当日も参加者と一緒になって行動し、怪我や事故を出すことなくプログラムを盛り上げてくれたことは、大変よかったと思います。