お問い合わせ先

独立行政法人 日本学術振興会
研究事業部 研究助成第二課
企画・調整係
〒102-0083
東京都千代田区麹町5-3-1
TEL03-3263-1431
FAX03-3263-1824
MAILhirameki@jsps.go.jp
※各プログラムについてご不明な点は、それぞれの実施機関にお問い合わせください。

ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
   過去のプログラム一覧へ戻る

プログラムの実施の様子

電気通信大学

魔球の秘密
- 渦は知っている -

整理番号 HT3027

実施担当代表者

宮嵜 武(みやざき たけし)

大学院電気通信学研究科・教授

開催日

平成 19年 8月 1日(水)

開催会場

電気通信大学80周年記念会館・多摩川グランド

住所:調布市調布ヶ丘1-5-1・調布市多摩川7-38

関連URL

 http://www.miyazaki.mce.uec.ac.jp/tokimeki/ 

実施の様子

当日の午前中は電気通信大学80周年記念会館において、以下の講義を行った(写真1)。

1 開会式

(10分)

参加者25名の集合を待って、イベントの主旨と概要を説明した。

2 渦って?

(30分)

流体中には様々な大きさと寿命の渦が存在し、流体運動の力学ばかりでなく、熱や物質輸送現象に大きな影響を与えることを解説した。自然界の渦(台風、竜巻、渦潮など)は人間生活に危険なものとなるが、航空機に働く揚力や排煙装置などのように、工学的な分野では渦を制御することが大事であることを示した。

3 コンピュータの描く渦

(30分)

計算機能力の向上にともなって、数値計算で渦運動を捉え、そのメカニズムを解明することができるようになったことを、自然現象や工学的な実例を交えて解説した。

4 魔球の秘密

(30分)

野球の変化球は、流体からボールに働く力が球速、回転数(回転軸)によって大きく変わることで生じることを解説した。「カーブに関する論争」などの歴史を紹介した後、最近、注目を集めているジャイロボール(進行方向を回転軸とするライフルスピンボール)の空力特性の解析結果を示した。

 

実施の様子_写真1   実施の様子_写真2

写真1: まだ寝てないよ!
(講義風景:電気通信大学80周年記念会館)

昼食をはさんで、午後は会場を電通大多摩川グランドに移し、参加者の投球に働く抗力と揚力の計測を行うとともに(写真2)、ジャイロボールを打席で体験した(写真3)。野球経験のある参加者にとっても、ジャイロボールの落ち方は新鮮であった。

 

実施の様子_写真1   実施の様子_写真2
写真2:見よこの快速球
(投球計測風景:多摩川グランド)
  写真3:君は打てるか?
(時速120km/hジャイロ体験:多摩川グランド)

 

グランド研修室における閉会式に先立って、毎秒2千コマでの投球映像(超スローモー映像)を再生すると、参加者から驚嘆の声が上がった(写真4)。参加者の球速・回転数とその空力特性を解析した結果を魔球博士号とともに、後日郵送することとして、閉会した(参加者が投球したボールを記念に進呈した)。

 

実施の様子_写真1

写真4:高速度ビデオ映像での勇姿に感動?
(多摩川グランド研修室)