お問い合わせ先

独立行政法人 日本学術振興会
研究事業部 研究助成第二課
企画・調整係
〒102-0083
東京都千代田区麹町5-3-1
TEL03-3263-1431
FAX03-3263-1824
MAILhirameki@jsps.go.jp
※各プログラムについてご不明な点は、それぞれの実施機関にお問い合わせください。

ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
   過去のプログラム一覧へ戻る

プログラムの実施の様子

東京工業大学

固体の硫酸
―木や草から砂糖をつくる―

整理番号 HT3026

実施担当代表者

原 亨和(はら みちかず)

応用セラミックス研究所・教授

開催日

平成 19年 10月 27日(土)

開催会場

東京工業大学 大岡山キャンパス 西二号館化学教室

住所:東京都目黒区大岡山2-12-1

関連URL

 http://www.archaeo.cs.titech.ac.jp/hirameki/index.html 

実施の様子

平成19年10月27日、東京工業大学大岡山キャンパスの化学教室で「ひらめき☆ときめきサイエンス」が行われました。今回の企画は、固体の硫酸を使い、天然植物の構成成分であるセルロースを分解して砂糖を作る実験を体験することです。固体の硫酸とは、原教授のグループが開発した固体触媒で、天然植物を分解して「砂糖」を作り出せる面白い物質です。植物から得られた「砂糖」は、石油に代わる新しい燃料として注目されている「バイオエタノール」の原料となるため、この実験方法は学術的にも非常に注目されています。今回の企画の趣旨は、「見て」「触れて」「実感する」をモットーにしております。そのため、大学院生が研究室で行っている最先端の実験を簡易化し、それを参加者に「実際に」手を動かして体験してもらいました。
最初は原教授より以下の説明がありました。

1. 液体の硫酸とは何でしょう?
2. 固体の硫酸とは何でしょうか?
3. 液体の硫酸と固体の硫酸の違いは何でしょうか?
4. 固体の硫酸を開発する利点は何でしょうか?

 

まず、液体硫酸および固体の硫酸の特徴と欠点について講義を受けた後、さっそく実験をして頂きました。まず、参加者には全員に「東工大のロゴ入り白衣」がプレゼントされ、それを身につけて実験に臨んで頂きました。

参加者は5~6名のグループごとの班になり、そこへ補佐役の大学生・大学院生(各1名)が加わって一緒に実験を行いました。詳細な実験方法はテキストに書かれておりますが、大学生のより細かな説明を聞きながらグループごとに実験を進めました。また、原教授からの質問に対しては大学生を中心として議論し、各グループの代表者が意見を集約してみんなの前で発表しました。

その後は、「固体の硫酸」を使った砂糖の合成を行いました。大学生の指導のもと、参加者が実際に手を動かして化学の実験を体験しました。化学の実験は身近なものではないため、参加者も「大丈夫かな?」という思いで作業していたことでしょう。
 実験も無事に終了した後は、グループごとに「砂糖を合成するためには、液体の硫酸と固体の硫酸のどちらが良いか?」というテーマについて議論しました。そして、固体の硫酸を使った意義を理解することができたと思います。
 実験が終了すると、5つの研究室の見学会が行われ、大学院の学生から各研究室の研究内容を講義してもらいました。
 そして、最後は原教授より修了証書の授与が行われました。参加者は「未来博士号」という名の学位を授与されました。
 今回の「ひらめき☆ときめきサイエンス」では、参加者が大学の最先端研究を体験したわけですが、「おもしろかった」という意見を多数頂きました。この経験がモチベーションとなり、理系研究の面白さを理解していただければ幸いだと思います。

実施の様子_写真1   実施の様子_写真2
     
実施の様子_写真3