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| 秋田さきがけ 19/8/5 |
平成19年度のひらめき☆ときめきサイエンスのプログラム、「人の体はどこまで再生されるか?」を、平成19年8月4日(土)、秋田大学医学部で開催しました。これは、中学生・高校生に、大学の最先端の研究成果の一端に触れて理解を深めてもらうことを目的に、日本学術振興会と秋田大学との共催で実施したものです。秋田大学では2度目の行事でしたが、教員の方と大学院生が中心になり、かつ、参加者にも助けて頂きスケジュールどおりにプログラムが遂行できたと思います。秋田県内外の高校生26名(他に高校教諭と保護者各1名)の参加がありました。ホームページを見たという宮城県からの高校生の参加もあり、スタッフも感激しました。予想以上に、このプログラムに興味を持ったようでした。以下、その時の模様の概略を説明します。
午前の部 午前10時にプログラムが開始され、まず研究者(杉山)が代表して、科研費が大学での研究に活かされていること、「ひらめき☆ときめきサイエンス」実施の意味を参加者に説明しました。 午前10時10分から1時間「人の体はどこまで再生されるか?」の講義を行い、再生の原理や再生医工学についてスライドやビデオを用いて分かりやすく説明を行いました。次に午後からの体験実習について、テキストをもとに説明をしました。
昼食時間には、参加者と若手研究者を5班に分けて一緒に弁当を食べながら、なごやかな雰囲気の中で、参加者からの色々な質問に、若手研究者が答えていました。休憩時間には、会場に掲示した培養皮膚や毛髪の再生のパネルの前で熱心な質問がありました。
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| パネルの前での熱心な質問 |
午後の部 体験実習コースは、「細胞に触れる:細胞採取と培養」をーテーマに、1)ネズミの肝臓再生についての実験、2)世界最初の再生医療(培養表皮)にふれてみよう、3)プラナリアの秘密の3コースを用意しました。
1) ネズミの肝臓再生 ネズミを開腹して、部分切除する手術を実際見学してもらい、3週間で完全にもとの大きさに再生するネズミの肝臓をデモしました。
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| 部分肝切除手術のデモ風景 |
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部分肝切除後の再生した肝臓を観察 |
2) 世界最初の再生医療(培養表皮)にふれてみよう あらかじめシャーレで表皮細胞を培養しておいた「培養皮膚」を顕微鏡で観察した後、酵素を加えて「培養皮膚」を剥がして、やけどなど皮膚治療に用いられるような培養皮膚を作製しました。
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| 培養皮膚をシャーレから取り出す実験 |
3) プラナリアの秘密 最も再生能力を持つプラナリアを半分に切断しました。生徒たちには各自切断されたプラナリアを家に持ち帰り、完全なもとの体に再生する過程を続けて観察してもらっています。
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| プラナリアを切断する実験 |
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再生したプラナリアを観察 |
クッキータイム、ビデオ鑑賞会 クッキータイムには、ビデオ教材を用いて最新の再生医療の現場を実感してもらいました。また、参加者のアンケート及び実施者のアンケートも記入してもらいました。 このプログラムにより、参加者達は、本学の研究者等が研究に取り組む姿に接して、研究の意義や楽しさを十分に体験したようでした。
修了式では本学三浦学長から参加者全員に「未来博士号」が授与されました。
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