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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

琉球大学

体験バイオサイエンス

整理番号 HT291

実施担当代表者

福田 雅一(ふくだ まさかず)

農学部・助教授

開催日

平成 18年 7月 22日(土)

開催会場

琉球大学農学部本館

住所:沖縄県中頭郡西原町字千原1番地

関連URL

 http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~tokey/index.html 

実施の様子

(企画の内容)
 「体験バイオサイエンス」は,バイオサイエンスという最も身近な科学を通して,理科や自然科学の面白さを感じてもらうために企画しました。その目的を達成するために,バイオサイエンス研究を実際に見て・触って・臭って体験でき,かつ知的好奇心を刺激する3つの実験テーマを用意しました。

  • テーマA「あなたの体に共生する大腸菌のDNAを見よう!」
  • テーマB「あなたの体を維持する食品の成分を見よう!」
  • テーマC「あなたの体を外敵から守る抗原-抗体反応を見よう!」

(オリエンテーション)
 予定通り13:30よりオリエンテーションが行われました。主にこの企画の趣旨および実験に際しての注意点について説明があり,参加者は若干緊張気味で話しを聴いていました。最後に,それぞれの実験テーマの担当教員の紹介があった後,参加者は各担当教員に引率されて,いよいよ各実験室に移動します。

(実験開始)
 各実験室に移動し,グループ分けをして,簡単な説明を聴いた後,実験が始まりました。

(テーマA)
 日常的に耳にするDNAや遺伝子という言葉,生物にとって大事なものであることは頭ではわかっていても,なかなか実感がわかないものですが,そのDNAを生物の細胞から取り出して,実際に自分の目で見てみようというのがこの実験の目的です。
 今回の実験では,大腸菌のDNAを取り出しました。いくつかの薬品を使ってDNA以外のものを壊して,最後に繊維状のネバネバしたDNAがをガラス棒に巻き付けました。初めて見るDNAにみんな興奮気味。

(テーマB)
 食品に含まれる成分にはタンパク質や糖質など体の維持に必要不可欠な栄養成分の他にも、色、味、香りをもつ物質など様々な物質が含まれます。今回の実験では普段の生活では直接見ることができない食品中の色素物質の分離を行いました。
 まず,食品材料として紅イモの葉,トマト,ニガウリなどを用意し,それぞれを粉砕しました。粉末になったらアセトンを加え色素を抽出します。抽出液を薄層プレートへのスポットし,適当な有機溶媒で展開すると,それぞれの食品中に含まれていた様々な色素が分かれて見えました。鮮やかな色にみんな感激。

(テーマC)
 おたふくかぜに一度かかると二度とおたふくかぜにかかりません。これが「免疫(めんえき)」のおかげだということは聞いたことがあるでしょう。この免疫の主役である抗原-抗体反応を実際に目で見ることがこの実験の目的です。
 今回の実験では,ねずみにひつじの赤血球を免疫しました。ねずみにとってはひつじの赤血球は異物です。ねずみの白血球はひつじの赤血球の表面にある物質(抗原)に結合する抗体を作ります。抗体はひつじの赤血球どうしをたくさんをくっつけて,凝集させることができます。ねずみの抗体とひつじ赤血球を混ぜてしばらくすると赤血球が凝集しているのが観察されました。血液を使った実験にみんなドキドキ。

テーマA テーマB テーマC
実験の様子_1 実験の様子_2 実験の様子_3
初めて見るDNAに興味津々 どんな色が出るのか楽しみに,
食材を乳鉢ですり潰す参加者
初めて触る実験器具の使い方を
熱心に聞く参加者

(研究室公開ツアー)
 各実験の終了後,実際に大学で行われている様々な研究内容についても触れられる「研究室公開ツアー」も行われました。健康を害する活性酸素をやっつける研究,カビをやっつけるタンパク質の研究,食品中に含まれる健康を助ける物質の研究などを行っている研究室が公開され,研究の内容や実験機器などの説明が行われました。参加者の熱心な質問などにより,若干予定時間をオーバーしました。

(修了式)
 16:50より修了式が行われました。修了式では,参加した高校生全員に1人一人手渡しで修了証書「未来博士号」が授与されました。

 参加者の反応は好評で,来年度以降も同様の企画を開催してほしいという声が多く聞かれました。本企画を通し,バイオサイエンス研究の面白さを肌で感じて,より多くの生徒が科学に興味を持ってくれたら,幸いです。

パンフレット・名札・封筒など 終了式 修了証書
当日配布された「体験バイオサイエンス」
パンフレット・名札・封筒など
「未来博士号」が参加者全員に授与された