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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

徳島大学

動物の受精と発生 カエルの卵から生命の神秘を覗こう

整理番号 HT278

実施担当代表者

渡部 稔(わたなべ みのる)

徳島大学総合科学部自然システム学科

開催日

平成 18年 8月 26日(土)

開催会場

徳島大学総合科学部3号館1階生物実験室

住所:徳島市南常三島町1-1

実施の様子

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 平成18年8月26日(土曜日)に、徳島大学総合科学部3号館生物実験室で、徳島県内の高校7校の高校生25名と引率の教諭5名の参加で「ひらめき☆ときめきサイエンス」プログラムが行われた。大学からの参加者は実施担当教員1名と、補助学生5名だった。午前中の受付・開場を経て、実施担当教員が挨拶とオリエンテーションを行い、補助学生を含め、参加した高校生全員の自己紹介が行われた。その後「動物の受精と発生」というタイトルで、動物の配偶子の形成や受精の仕組みの講義を行った(写真上)。また受精後の動物の発生の様子をビデオ等を用いて紹介し、現在では発生の仕組みが遺伝子の働きを通してどのように理解されているのかを、シュペーマンのオーガナイザー(形成体)の移植実験を例に取り詳しく概説した。昼食をはさみ、午後からはアフリカツメガエルを用いた実験を行った。実験室では参加者を6-8人ずつの4班に分け、班ごとに実験室の前に集まってもらい、メスのアフリカツメガエルを手に取って腹部を圧迫し採卵する様子を紹介した(写真上から2番目)。
 その後、参加者が同じようにアフリカツメガエルから採卵を行った(写真上から3番目)。そしてあらかじめオスから摘出しておいた精巣をチューブの中ですりつぶし、それを卵と混ぜ合わせて人工受精を行った(写真上から4番目)。受精した卵が分裂を開始するまでの時間に、あらかじめ受精をさせてさまざまな段階に発生が進んでいる胚を、実体顕微鏡で観察した。また実験的に双頭となった胚の観察も行った。それらの胚のスケッチを配布したケント紙に行い、特徴的な外部形態(卵黄栓、神経板、目、筋節など)を記入した(写真上から4番目)。またアルコールで固定して寒天に包埋した胚を用いて、セクションの作成も行った。胚を寒天ごとカミソリで切断し、切断面を顕微鏡で観察することで、胚の内部形態を観察した。人工受精した卵が分裂を開始すると、参加者は受精卵が分裂していく様子を顕微鏡で観察した。実験中は、参加した高校生・引率の教諭から実験の技術的な点や胚の発生段階や外部形態の名称、さらにカエルの発生の仕組みについての活発な質問があり、担当教員や補助学生が個別に質問に答えた。実験は予定より長く3時間に及んだ。実験終了後、全体的な質疑応答を行い、修了式で「未来博士号」の授与を行った(写真下)。なお今回のプログラムでは、高校生だけでなく、引率の教諭にも、すべての実験を一緒に体験していただいた。