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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

信州大学

霧箱をつくって、放射線を見よう

整理番号 HT244

実施担当代表者

竹下 徹(たけした とおる)

理学部・教授

開催日

平成 18年 8月 5日(土)

開催会場

信州大学理学部多目的教室

住所:長野県松本市旭3-1-1

関連URL

 http://atlas.shinshu-u.ac.jp/sizen/kiribako/kiribako-web.html 

実施の様子

 当日のスケジュールは、午前中講演、午後実験という手はずでした。あまりにお天気がよくたとえ冷房の効いた室内とはいえ、中高校生を2-3時間じっと話しを聞かせるだけよりは、実物を見せ実験を取り入れることにしました。
 科研費研究成果に多少とも関係のある話を題材に実験を織り込みました。
(1)見えないものをみる と題して 放射線の話を実験込みで行いました。
 これは午後に行う霧箱の実験のための導入部でもありました。
 われわれがどうやってものを見るのでしょうか。見る「目」と、光の当たる見られる「物体」と光をだす源が必要です。光の物体との衝突の結果目でみて、大きさ、形、色などの物体の情報を得る手段は基本的に同じです。さて小さいものを見るにはどうするか、同じ関係が、光の源と物体と目にありますが、間に拡大のための仕組み(ここではレンズ)を導入します。もっと小さい相手は、光ではもはや役に立たなくなるので、電子を使います。もっともっと小さな相手は、電子を加速して大きなエネルギーを持たせることが必要なります。それが加速機です。こうした小さな世界を探検する大きな機械が出現する、ことを学びました。電子を使った衝突により物体の認識方法でも、大きさやこれに付随する種々の情報を得ることができます。
放射線_図
(2)放射線に関連して、その一種である光の速度の測定とガンマー線の性質(物質を通り抜けやすいこと、一方アルファ線やベータ線(電子)は物体ですぐとまること)などを装置で示しました。
(3)研究の最先端を紹介コーナーでは来年から始まる CERNでの世界最大の加速機実験 ATLASの準備状況と数年にいないに明らかになるであろう実験結果とそしてもっとも興味のある、自然は超対称をもつのかという話をしました。

放射線_写真1 放射線_写真2 放射線_写真3

 霧箱製作中は実際手を動かすこともあって、楽しそうに手も頭も動いていました。最後に実験に使って残ったドライアイスで遊びました。金属でこすると音がしたり、風船を膨らませたりしました。

放射線_写真4 放射線_写真5

 皆さんそれぞれ作った霧箱の中で白い雲が中心から外向きに出たときは驚喜して感動した様子でした。やはり自分で作って、自分で冷やして、じっと見つめて、発見した喜びはないものにも変えがたいものだと実感しました。