|
福井県下の高校生41名と高校教員7名が参加して開催
参加生徒の中では遠方の美方からの参加者は9時の開始に間に合うように、早朝の始発のJRに乗り,永平寺町に8時30分に着き,開始時間に間に合った。県内高校から41名の高校生の参加者に高校教員7名も参加して、開始された。 医学部管理棟の大会議室で生命科学複合研究教育センター長の佐藤 真教授の参加のお礼とともに挨拶があり,本企画の全体説明が行われました。続いて日本学術振興会から今回の企画に視察に来られた玉川大学学術研究所 山極 隆教授(研究成果の社会還元・普及事業推進委員会委員)から全国で展開されている「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」の展開の趣旨について高校生向きに説明が行われました。
ふたたび、佐藤センター長から本日の企画内容について,脳コース,細胞コース,遺伝子ノックアウトマウスコースと3つのコースに分かれて行われること,そして,それらのコースと医学部の研究との関連について脳コースと細胞コースは佐藤センター長から,遺伝子コースは横田義史教授から説明が行われました。 説明の後,さっそく、高校生たちは新しい白衣を受け取り、3つの分野へと会議室を後に実験室へとときめいていきました。白衣を着て、いざ3コースで実験開始へ
脳コースの様子 実習には入る前に,今日みなさんが観たり,実習に使用するこれらの貴重な試料は医学部の研究と教育への貢献にという志による献体であること、本医学部の開設以来,非常にたくさんの献体を受けて,教育と研究が進展してきたこと,それらの献体のほとんどは福井県内からあること、などが佐藤教授から説明され、敬虔な気持ちで接して実習に取り組んで欲しいことが述べられ、黙祷を行った後、実習が始まった。 人の脳の全体説明を受け,脳の機能と日頃耳にする病気との関係を交えた説明を受け,脳の各部分の標本観察を実際の医学部学生が使用する顕微鏡を用いて観察とともに簡単なスケッチを行い,医学部の教育はまずは,実物をまずは観て,スケッチすることにより本当に観たと言うことになることの説明があり,観ることを積み上げて人体について膨大な人間学の基礎があることの説明がありました。
細胞コースのようす 参加高校生の細胞レベルの実習経験であるタマネギの分裂の観察,ユスリカの唾腺染色体の観察から本細胞コースでは共焦点レーザスキャン顕微鏡を用いて今日の生命科学の細胞研究で用いられている2,3重染色法による細胞内の機能性物質の生成や機能の発現をリアルタイムに観察し、細胞内での3次元空間での発現位置についてもこの顕微鏡を用いると観察しました。材料はサル腎臓培養細胞(COS7)とイヌ腎臓細胞培養細胞(MDCK)をファロイジンとヘキストによる2重染色をしたものを蛍光顕微顕微鏡で染色の具合と確かめながら、共焦点レーザスキャン顕微鏡を用いて、パソコンを使って細胞内での3次元観察まで行いました。
遺伝子ノックアウトマウスコースのようす ノックアウトマウスの組織(尻尾)からDNAを抽出し,PCR法で特定の遺伝子領域を増幅して,て、電気泳動法により、マウスの遺伝子型を検討する実習が行われました。実習に入る前に横田義史教授研究室で取り組まれている遺伝子改変マウス(Id2欠損マウス)の研究の重要性が人の病気の原因解明とその治療法との開発との関連について説明がありました。Id2欠損マウスのホモ個体で発症する多動,先天性水腎症,小腸腫瘍,アトピーなど,実際の人の病気とDNAの研究の重要性が具体例を挙げて説明がありました。このコースは生命医科学の研究が分子のレベルまでワープすることによる進められている現状が説明されました。
やっと昼食になりました 高校生が医学部二年生へと,五年生へと,そして大学院生へとそれぞれワープして非常に高度な実習や実験場所にと飛び込み,緊張した実習がやっと終わり,最初の会議室の戻り,昼食になりました。 昼食が終わり、ふたたび、3つのコースの実験室へ 最後におこなわれるプレゼンテーション資料を作りながらの結果を得るべく実験にそれぞれもどりました。
コースごとの代表学生によるプレゼンテーションのようす それぞれのコースから数名ずつの学生によって,短い時間のワープ実験の結果についてパワーポイントを用いて説明がありました。このプレゼンテーションは41名の参加高校生がさらにワープして3つのコースを全て参加し,生命医科学の端緒に着ければとの意図で,開催者側の希望でもあり,短い時間のプレゼンテーションは終了しました。
終了式のようす 最後に修了式では佐藤 真センター長から生命医科学研究の重要性,人の病気への挑戦について若い研究者を育てていきたいこと,それに是非挑戦してほしいことが述べられ,「未来学博士 生命医科学」の学位授与を行いました。この,学位は佐藤 真研究室,横田義史研究室,宮本 薫研究室,安田年敏研究室の研究活動にいつでもアクセスできることの学位であることが補足として述べられ,終了しました。
|