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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

東洋大学

感情の不思議-感情とその影響の測定-

整理番号 HT230

実施担当代表者

北村 英哉(きたむら ひでや)

社会学部・教授

開催日

平成 18年 10月 14日(土)

開催会場

東洋大学 白山キャンパス

住所:東京都文京区白山5-28-20

実施の様子

 天候に恵まれ、17名の(父母を含む)参加者がありました。

 最初の全体講演では「感情と体の関係性」について、映像と実体験を交えながら90分間にわたり北村英哉先生が講演しました。

 参加者は、日ごろ誰もが経験していること、例えばやかんに手が触れてしまった時、とっさに「熱い!」と手を離すことや、自分が危険な状態に陥った時、それを必死に回避しようとすることなどから、『感情とは、体を守り生かすために働いているものである』こと を知り、一様に目を見張る表情を見せていたことが印象的でした。

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 15分間のクッキータイムでは、北村先生や心理学を専攻する大学院生と一緒にお菓子を食べながら、楽しそうに話している様子が伺えました。

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 続いては、2つのグループに別れ、それぞれ実験室に移動しての実験体験講義を行いました。

 1つめの実験は、体内の微弱電流をキャッチするために左足・両手にセンサーを付け、そこからパソコン上に現れる感情の波が、いろんな音楽を流すことによってどう変化するかという実験をしました。参加者一人一人が体験し、音楽の種類によって自分の感情の波が変化 していることに釘付けになる場面もありました。また、その実験中に北村先生のふとした発言でどっと笑いが起き、その「笑い」の影響で実験中の参加者の感情の波が急激に高くなったことからも、感情は常に変化しているということがよく分かりました。

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 2つめの実験は、参加者それぞれがパソコンを使い、画面上に出てくる単語を2つのパターンで見た場合、どちらのパターンの方がより多くの単語を暗記しているかという実験をおこないました。まず1つのパターンは出てくる単語を形や個数で見る、2つめのパターンは単語を自分や他人に関連付ける、というものでした。この実験から、参加者は1つめのパターンでは全く暗記できませんでしたが、2つめのパターンでは全員が多くの単語を暗記できました。ものごとは、何かに関連付ける方がよく覚えられるという結果に、参加者の中から「勉強も同じことが言えるんだなぁ」という声も多く聞かれました。

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 最後に、参加者全員に北村先生から『修了証 未来博士号』が一人ひとりに手渡され、皆さんとても嬉しそうに受け取っていたのが印象的でした。

 アンケートの中には、「大学で心理学を勉強したいと思った。」、「もっと人の心理について知りたい。」という感想もあり、今回のイベントは自分のやりたいこと・やってみたいことについて考えるきっかけを与える機会となったのではないでしょうか。

 また、実験室移動の際、若干のキャンパス見学ができたことで「こういう環境で是非勉強がしたいです。」という声も聞かれました。

 普段、全く関わりがなく漠然としたものであった大学のイメージが、今回の体験を機に参加者各々に刻まれたことで、大学で勉強したい!という大学進学を目標とした勉強意欲向上につながる一日になったのではないかと思います。