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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

東洋大学

人を支え、社会を変える:もうひとつの働き方

整理番号 HT229

実施担当代表者

須田 木綿子 (すだ ゆうこ)

社会学部・教授

開催日

平成 18年 10月 9日(月・祝)

開催会場

東洋大学 白山キャンパス

住所:文京区白山5-28-20

実施の様子

 快晴に恵まれ、30名を超える参加者がありました。

 全体講演では『社会福祉の仕事と「非営利組織」~お金もうけ以外の働き方』と題して、「ボランティア」という言葉のもつ本来の意味や、非営利組織の成り立ち・種類等を実施代表者の須田木綿子先生が50分間にわたり講演しました。

 参加者は、日本における「ボランティア」の概念が、世界の他の国と比べ極めて限定的なものであることを知り、一応に驚いたような表情を見せていたのが印象的でした。

実施の様子_写真1 実施の様子_写真2

 続いては、テーマ別に分かれてのグループ討議が実施され「保育、高齢者、障害者、医療」といったテーマについて意見交換をしました。
加山弾先生のグループでは「もし、自分が大学卒業後にソーシャルワーカーになったら・・・」と題して、援助場面の疑似体験(シミュレーション)を行いました。

~当日のシミュレーションから~
 小学4年生の男の子・Rくんは、重い病気で長期入院している。その病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)であるCワーカーは、院内の相談室で週に一度、Rくんとの個別面接を続けている。
 ある日、Rくんが「退院はいつになるか分からないし、僕はもうイヤだ。夜のうちに病院を脱走したい」と涙目で訴えた。このときCワーカーのとるべき対応は?

  1. 「そんなこと言わないで。入院しているのは、君が早く治るためなんだから」とさとす。
  2. 「じゃあ、どうすれば脱走できるか、一緒に考えてみようか。まずは裏口をこっそり開けて・・・」とシミュレーションする。
  3. Rくんのやるせない気持ちを考えると、Cワーカーもおもわず泣いてしまった。「一緒に頑張ろうね」とはげます。

 参加者は、思い思いにそれぞれの考えを述べていました。


 昼食は、各自大学の食堂で。
 カレーやラーメン、スパゲティ等の専門店が軒を連ねる「学生食堂」に参加者は驚いた様子でどのお店で注文しようかと悩んでいる風景が見られました。

実施の様子_写真3 実施の様子_写真4

 昼食後は各グループからの報告があり、それらを踏まえたうえで、小林良二先生から、「社会福祉におけるサービスの社会化について」と題する最終講演が実施されました。
 参加者は主に「介護」について話された先生の講演に真剣に聞き入っていました。

実施の様子_写真5 実施の様子_写真6

 

 「未来の研究者へ」をテーマにしたイベントでしたが、色々な先生方の話を聞き、それぞれが考えを述べる中で、自分の将来について考える機会になったのではないでしょうか。
 また、漠然としたイメージをもっていた「大学」の施設や設備、授業に実際に触れて、大学への進学意欲や大学での勉強意欲をより高めてくれた1日だったことと思います。