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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

東京工業大学

「世界一の機械をめざして - 機械の極限への挑戦 -」

整理番号 HT218

実施担当代表者

新野 秀憲(しんの ひでのり)

東京工業大学精密工学研究所・教授

開催日

平成 18年 9月 30日(土)

開催会場

すずかけホール,精密工学研究所,大学院メカノマイクロ工学専攻

住所:226-8503 神奈川県横浜市緑区長津田町4259

関連URL

 http://www.pms.titech.ac.jp 

実施の様子

 本プログラムの午前の部では,モノ創りの世界を拓く革新的なハードウエア実現のための挑戦に対する取り組みを,参加した高校生・中学生にわかりやすく講義し,午後の部では少人数のグループによる実験・実習を通じて自ら新しいモノ創りに参画したいと駆られるような「場」を提供した

  1. 午前の部「世界一の機械をめざして -機械の極限への挑戦-」
     すずかけホール・集会室にて下河邉明副学長から開催の挨拶と大学紹介の後,担当教員が,それぞれ以下の4テーマについて可能な限りわかりやすく講義した.講義中の写真を図1から4に示す.
    (1) 「機械をつくるための機械の実現」(新野秀憲教授)
    自動車,航空機,新幹線など私達の身近にある機械とそれをつくるための機械,産業革命に始まる工作機械の歴史,マザーマシンの機能と構造を説明し,機械の極限を目指した研究を紹介した.
    (2) 「人にも環境にもやさしい賢い機械」(香川利春教授)
    身近に見られる様々な空気圧制御機器,空気圧制御技術の基本原理,その特徴と工業有用性を説明し,人にも環境にもやさしい賢い機械を目指した研究を紹介した.
    (3) 「ミクロなマシンとその展開」(下河邉明教授)
    マイクロマシン,MEMS,ナノテクノロジ,並びにそれらを実現するための基本的な方法を説明し,ミクロなマシンの代表例として金属ガラスを用いたMEMSに関する研究を紹介した.
    (4) 「医療福祉に役立つロボットづくり」(小俣透助教授)
    様々な医療福祉用機器,手術器具,手術ロボットなど特に医工学分野におけるロボットとその構成要素について説明したあと,腹腔鏡下手術を対象に,独自の手術器具に関する研究を紹介した.
  2. 昼食・歓談の部
     すずかけホール・ラウンジに参加者,担当教員,担当スタッフ,手伝った大学院生が集まり,昼食をしながら歓談した(図5参照).
  3. 午後の部「テーマ毎の実験・実習」
     参加者は,精密工学研究所,フロンティア創造共同センター,メカノマイクロ工学専攻の各研究室でテーマ毎に少人数のグループに分かれて図6から9のように実験・実習を体験した.
    (1) 「機械をつくるための機械の実現」(担当教員:吉岡勇人助教授)
    長峯靖之技術専門員と村田俊介技術職員から精密工学研究所工場の工作機械の機能と構造を学んだ後,超精密加工機によるダイヤモンド切削実験と加工面の観察等の評価実験を体験した.
    (2) 「人にも環境にもやさしい賢い機械」(担当教員:川嶋健嗣助教授)
    空気圧の特徴を理解するための体感実験,並びに空気圧を活用した空気圧ゴム人工筋を応用したロボットの遠隔操縦実験を行った.
    (3) 「ミクロなマシンとその展開」(担当教員:秦誠一助教授)
    エッチング,スパッタなどのナノプロセスを用いて,金属ガラスを用いたマイクロマシン,MEMSの製作実験を体験し,実際に金属薄膜にナノパターンを描画したキーホルダーを製作した.
    (4) 「医療福祉に役立つロボットづくり」(担当教員:小俣透助教授)
    ロボット工学の基礎知識,ロボット要素の動作原理などを実物を用いて学習した後,実際に腹腔鏡下手術で用いられる鉗子の操作実験を体験した.
  4. 修了式
     すずかけホール・ラウンジにて修了式が開催され,グループ毎にそれぞれの担当教員から未来博士号の修了証書を授与した.修了証書と共に,記念品として秦誠一助教授によるMEMS技術によるオリジナルのキーホルダーが,参加した中高生ひとりひとりに手渡され,最後に図10の記念撮影を行った.

図1 図2 図3
図1 機械をつくるための機械の実現 図2 人にも環境にもやさしい賢い機械 図3 ミクロなマシンとその展開
図4 図5 図6
図4 医療福祉に役立つロボットづくり 図5 ラウンジにおける食事の様子 図6 超精密加工機を用いた鏡面加工
図7 図8 図9
図7 空気圧ゴム人工筋を応用したロボットの遠隔操縦体験 図8 金属ガラス薄膜の製作 図9 手術で用いられる鉗子の操作体験
図10
図10 修了式後の記念撮影