日本-欧州先端科学セミナー

開催実績

日本側参加者による参加報告書(抜粋)

山本 真也(京都大学・大学院理学研究科・大学院博士後期課程3年・日本学術振興会特別研究員)

プログラム、セミナー運営全般について
非常に濃い内容のセミナーに参加させていただき、ありがとうございました。これまで、自分の専門である比較認知科学以外、とくにヒトの神経科学分野には疎く、このように世界最先端の研究をまとまって聞ける機会を与えていただいたことは今後の研究にも大きな刺激となりました。近接異分野の方々とお知り合いになり意見交換できたのも、他ではなかなか得られない貴重な収穫です。


今回のセミナー参加により、今後欧州との研究交流を進める展望が持てた場合には、その予定について
今回セミナーに参加し、さまざまな方とまとまって話ができる機会が持てました。特に、ドイツ・マックスプランク進化人類学研究所のJosep Call博士とは、これまでにも何度かお会いしたことはありましたが、今回のように食事も共にし、まとまって話ができたのは非常に有意義でした。すぐに共同研究というわけではありませんが、興味の対象は非常に近いので、今後も密に情報交換をしつつ、ライバルとして互いに刺激を与えあえる関係になれればと希望しています。もうひとつ、神経科学や工学系の研究者と親密になれたのも大きいです。近年、私の専門とする比較認知科学でも、ヒト神経科学・工学系で使われている手法を取り入れた研究が注目を浴びています。今回新たにできた人脈を活かし、今後の研究に新たな視点を取り込んでいきたいと考えています。


本セミナーへの今後の要望等
ぜひ今後もこのようなセミナーを開催していただきたく強く要望いたします。議論をさらに活発にするためにも、10-20人程度にわけた分科会形式を一部に取り入れるのも一案ではないかと思いました。次回はより積極的に議論に参加できるよう、今回の経験を糧に、語学の精進・幅広い視野の獲得に励みたいと思います。