日本-欧州先端科学セミナー

日本側参加者による参加報告書(抜粋)

坪井 洋人(筑波大学・大学院人間総合科学研究科・講師) 

プログラム、セミナー運営全般について
本セミナーでは、日本・欧州の第一線で最先端の研究をされている先生方の講義を拝聴することができた。内容は、免疫系の発生から、自己寛容のメカニズム、アレルギー、拒絶反応、自己免疫、免疫疾患の治療にいたるまで、実に幅広く、最新の知識を整理することができた。会場の大きさも程よく、過度の緊張を強いられることなく、著名な先生方に質問することもできた。
また、若手の参加者によるショートトークやポスターセッションでは、同世代の免疫学者・臨床医の独創的な研究に触れることができ、大変よい刺激になった。
セミナー終了後は、毎晩、診療科の壁、臨床医と基礎研究者の壁、さらには国籍の壁を越えて、アルコールを交えながら、免疫学について、そして日頃の研究の悩みなどについて、熱く語り合うことができた。
本セミナーに参加した1週間は、これまでに経験したことのない、非常に充実した、そして新たな発見に満ちた1週間であった。