日本学術振興会について

ごあいさつ

写真:安西祐一郎 理事長

安西祐一郎 理事長

平成23年10月1日就任

日本学術振興会は、天皇陛下の御下賜金により昭和7年(1932年)に創設されて以来、80余年にわたり、我が国の学術振興を担う唯一の資金配分機関として、学術研究の振興に不可欠な諸事業を実施してまいりました。さらに平成25年4月から第三期中期目標期間がスタートし、
 ① 世界レベルの多様な知の創造
 ② 強固な国際協働ネットワークの構築
 ③ 次世代の人材育成と大学の教育研究機能の向上
 ④ エビデンスに基づいた学術振興体制の構築と社会との連携の推進
を事業の柱とし、学術研究の振興と人材育成のための活動を幅広く行う機関として発展を続けています。

人文学、社会科学から自然科学までのすべての分野の研究者による独創的・先端的な学術研究から生み出される多様な知は、一国の産業の国際的な競争力の強化や発言力の向上の原動力であるとともに、人類社会の発展に大きく貢献するものです。昨今の日本人のノーベル賞連続受賞は、自由闊達な環境の下で生み出される独創的な学術研究の重要性をあらためて示しています。優れた知の創造が絶え間なく行われるためには、その源泉である学術研究の振興やこれを担う人材の育成が、とくに国際的な場において今日ますます重要となっています。

本年5月に東京で世界47カ国の学術振興機関の長の参加により開催された「第4回グローバルリサーチカウンシル(GRC)」では、「科学上のブレークスルーの支援のための原則に関する宣言」が採択され、研究者自身による主体的な学術研究を支える強固で広範な基盤が将来のブレークスルーとイノベーションの源泉と明記されました。今後、本会は、学術研究の現代的要請である「挑戦性、総合性、融合性、国際性」にしっかりと応えるため、効率的かつ効果的な業務運営を遂行し、学術研究の振興に寄与することにより、研究者や学術研究を志す方々はもとより、国民の皆様からの学術振興への期待に応え、これからの時代に極めて重要となる「知」の力をもって我が国が世界への貢献を果たせるよう努めてまいります。

  今後とも、皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。

平成27年10月

独立行政法人日本学術振興会理事長
安西 祐一郎


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